サンルーム・ウッドデッキ特集

ウッドデッキの上にサンルームは設置できる?

ウッドデッキの上にサンルームは設置できる?

ウッドデッキを設置したものの、こんなはずじゃなかった…と思われる方は少なくないようです。

「雨の日に洗濯物が干せない」
「夏は暑すぎて出られない」
「冬は寒くて活用できない」

という感じ。
そしてたどり着くのが、
「今あるウッドデッキの上にサンルームを設置したい!」というご要望です。
それが叶うと、確かに外と中のイイとこ取りができます。

でも実は、既存のウッドデッキへのサンルーム設置は基本的にNGなんです。
それはなぜなのでしょうか。
思わぬトラブルを避けるために、その理由と正しい設置方法について知っておきましょう。

ウッドデッキ+サンルーム設置のメリット

ウッドデッキとサンルームが組み合わされると、多目的に使える快適空間が手に入ります。

例えば、天候を気にせずに洗濯物を干したり、リビングの延長としてくつろいだり。

ガーデンルーム

「そうそう、庭にこういう空間が欲しかった!」

と感じてもらえる使い方ができるんですよね。
雨でも使えるアウトドア空間や、ペットや子どもが遊べる安心スペースとして活用できます。

でも、せっかくある既存のウッドデッキに“設置できない”とはどういうことなのでしょうか。

既存のウッドデッキ上にサンルームは設置できるのか?

「ウッドデッキ」は、あくまで「軽歩行用の外構アイテム」です。
それに対して「サンルーム」は、屋根・窓・壁・床がすべてそろった「準室内空間」。
風圧や雪の荷重も受ける造りになっていて、構造上かなり重くなります。

つまり、既存のウッドデッキからすると、
「こんな重たい物が載るなんて聞いてないよ~」という状態。

サンルームからも見ても、
「足元がグラグラするんだけど……」となり兼ねないわけです。

ウッドデッキもサンルームも、「地面にしっかりと固定する」ことを基本として設計された商品です。なので、そこをきちんと見定めないと、ぐらつき・沈み・雨漏り・ゆがみなど、トラブルの原因になる可能性が出てしまうこともあるわけです。

既存の木製ウッドデッキへの設置

ウッドデッキイメージ

木製ウッドデッキの場合、設置できません。
というのも、サンルームの重量に耐えられないことがほとんどだから。
メーカー施工の場合、安全性の観点から確実に断られてしまいます。

補強をして設置することも現在の技術では可能ではありますが、費用がかなりふくらみます。その上、床面からの雨水浸透リスクも高くなるため、オススメはできません。

既存の人工木ウッドデッキへの設置

ウッドデッキイメージ

では、人工木だとどうでしょうか。
人工木は耐久性が高く、腐らない素材です。
なので、場合によっては、設置が可能です。
場合によってというのは、デッキの状態や構造によるためです。

メーカー施工ではNGとされることが多いですが、当店の場合、現場を見させてもらって設置できるか判断するようにしています。(※関東エリアに限ります)

人工木デッキの状態によっては設置可能なケースもありますから、気になる方はぜひご相談ください。

おすすめはサンルーム+ウッドデッキを別で設置する方法

「えっ、じゃあサンルームを設置するのはウッドデッキを壊すしかないの?」というと、そうでもありません。

例えば「床納まりタイプ」のサンルームを選べば、既存のウッドデッキと高さを揃えることが可能です。

サンルームイメージ

別々の設置であっても、サニージュの豊富な床板であれば、違和感のない設置が可能です。

木のぬくもりと樹脂の耐久性を備えた人工木デッキを、オプションでご用意しております。

例えば、サンルーム内の床をウッド調にすれば、見た目にも統一感が生まれ、より馴染みがよくなります。LIXILの「サニージュ」では、3種類のカラーバリエーションから床パネルが選べます。

ライトウッド(クリエラスクA)

ライトウッド(クリエラスクA)

ミディアムウッド(クリエモカA)

ミディアムウッド(クリエモカA)

ダークウッド(クリエダークA)

ダークウッド(クリエダークA)

床材の色味や質感を合わせつつ、サンルームの床高とウッドデッキの高さを合わせれば、まるでふたつが繋がっているかのように仕上げることが可能です!
もちろん、お互いに独立した基礎の上に建っていますから、安全面的にも安心な方法です。

これを機会に新設を検討

ウッドデッキの状態があまり良くない場合には、サンルームの設置に関係なく、新設を考えてもいいのではないでしょうか。

というのも、ウッドデッキが天然木であった場合、耐用年数は意外に短く、5年と言われています。耐久性の高いウリン材であっても、20年ほど。それも、4~5年に一度しっかりとメンテナンスを行っていたらの場合です。

現状でひび割れがあったり、カビやコケの発生など劣化が見られるのであれば、それは交換のサイン。サンルーム設置とウッドデッキ交換の同時施工をオススメいたします。
もちろんこの場合も、前述と同じくサンルームとウッドデッキを別々に置く工事となりますから安全です。
その上、雨仕舞も計算された納まりとなりますし、デザインもしっかり統一させられます。
後悔のない空間づくりをご希望なら、お互いが独立しながらも、ひと続きのようなキレイな見た目が叶う方法をオススメいたします。

サンルーム

リクシルのサンルームと言えば、やっぱり「サニージュ」!
見た目の美しさとお手頃な価格帯で、多くの方に選ばれています。
カラーやサイズ展開も豊富なので、住宅外観に合わせやすいのも魅力ですよ。
その上、オプションで物干し、網戸、日除けスクリーン、換気パネルなども取り付けられます。「使い勝手重視」の方にオススメです。

ウッドデッキ

お手入れの簡単さと見た目の美しさで選ばれている「樹ら楽」!
憧れのウッドデッキを手に入れるなら、長く活用するためにも、メンテナンスが簡単な方を選ぶのが正解です。

ガーデンルーム

サンルームだけでなく、ガーデンルームにももちろんウッドデッキは設置が可能です!

ガーデンルーム

ガーデンルームGFの床板には、人工木デッキの他、タイルデッキが選べます。
室内の床とコーディネートすることでお部屋とのつながりを感じさせたり、タイルデッキにして、より高級感あふれるスペースにするなど、お好みの自分空間を作ることができます。

樹ら楽ステージ 樹ら楽ステージ 木彫 タイルデッキ
・お手入れ簡単な人工木材
・天然の木粉を配合したエコデッキ
・お手入れ簡単な人工木材
・木の自然な風合いを表現した美しいデザイン
・お手入れ簡単
・上質感あふれるタイル
ペールウッド
ペールウッド
クリエラスクR
クリエラスクR
グレー
グレー
ライトウッド(クリエラスクA)
ライトウッド(クリエラスクA)
クリエモカR
クリエモカR
アイボリー
アイボリー
ミディアムウッド(クリエモカA)
ミディアムウッド(クリエモカA)
クリエダークR
クリエダークR
ブラウン
ブラウン
ダークウッド(クリエダークA)
ダークウッド(クリエダークA)
シルバーグレーR
シルバーグレーR
グレーウッド
グレーウッド

設置する前に知っておくべき注意点

メーカーでは施工出来ない?

サンルームとウッドデッキの“同時施工”は、メーカー施工でも可能です。
しかし、「既存のウッドデッキの上に新規でサンルームを設置」する場合については確実に断られてしまいます。

当店も、既存の“木製”ウッドデッキ上には設置することはできません。
「“人工木”ウッドデッキであれば、場合により設置できる可能性がある」ということだけ、あらかじめお伝えしておきたいと思います。また、地域も限らせていただいており、【埼玉、東京、千葉、神奈川】の場合となります。

まずは、デッキの状態を見させていただき、工事が可能であるかの判断の後、可能であれば商品の決定やオプションの選定、お見積りへと移ります。
うちはどうなんだろう……と悩む前に、まずはご相談ください。お見積りは無料です。

腐食やシロアリが心配

木製ウッドデッキだと、腐食やシロアリの心配がありますよね。
シロアリは湿気を好むので、外部に設置して風雨にさらされているデッキは、シロアリからするとかなり魅力的。保護材を塗っていたとしても、その効果が失われるその時を待ちわびている状態で、常に危険が潜んでいると考えておかなければなりません。
また、怖いのが、一旦ウッドデッキにシロアリが侵入すると、今度はそこを足掛かりに住宅の柱や軒下にも忍び込んでくるということ。

その点、人工木のウッドデッキであれば腐らず、シロアリ被害もないのでオススメです。新たに設置するのであれば、ぜひ人工木をご検討ください。

建蔽率にひっかかる場合がある?

ウッドデッキは建築基準法上「建物」ではないので、建蔽率に含まれることはありません。

しかしサンルームは「建物」であり、建蔽率に含まれてしまいます。
サンルームを取り付けることにより、建蔽率を超えてしまうおそれがないかどうか、あらかじめの確認が必要です。
チェック項目は以下。

・建ぺい率・容積率に余裕があるか?
・防火地域・準防火地域ではないか?
・固定資産税の対象になる可能性は?

確認が不十分だと、工事途中で「申請が必要だった」「設置できなかった」ということにもなりかねません。

とはいえ、難しいですよね。
そのような時には個人で判断せず、ご相談ください。

既存のウッドデッキを解体してから相談をしたほうがいいですか?

これは絶対にNGです!
解体などせず、既存のウッドデッキはそのままで現地調査をご依頼ください。
と言うのも、実際に見積もりをしたら予算以上で、設置は持ち越しとなる可能性もあるからです。

まずは現状のまま、現地調査をご依頼ください。

実際の施工事例

ポイントを説明する宮本店長

既存のウッドデッキにプラスしてサンルームを設置した事例をご紹介します。

新潟県上越市K様邸 サニージュF 床納まり

既存のウッドデッキを活かし、うまく繋がるよう新たにサンルームを設置いたしました。
床の高さや開口部もご依頼通りに。大変お喜びいただけて良かったです。

神奈川県横須賀市M様邸 サニージュF型 床納まり

既存ウッドデッキの一部をカットし、そこから繋がるようサンルームを新設いたしました。
スムーズな出入りと見た目の美しさを叶えることができ、喜んでいただけて良かったです。

右手を上げて微笑む宮本店長

既存のウッドデッキを撤去してサンルームを設置するお客様も多いです!

千葉県千葉市H様邸 サニージュR型 床納まり

既存ウッドデッキを解体しての施工です。
より統一感のあるサンルームとなり、その魅力を存分に発揮できているのではないでしょうか。

神奈川県川崎市K様邸 サニージュF型 床納まりランマ付

既存ウッドデッキの撤去や2階バルコニー位置との兼ね合いなど、お客さま宅の状況に合わせた柔軟な施工を行いました。猫ちゃんも喜んでいるとのこと。良かったです。

神奈川県横浜市Y様邸 サニージュF型 床納まりランマ付

2階の構造に合わせ、サンルームの屋根部分に一部手を加え、お客さま宅にピッタリと合わせた施工を行いました。既存のウッドデッキよりも快適に使えているようで良かったです。

まとめ

ウッドデッキの上にサンルーム。そのアイデアはとても魅力的!
しかし、簡単なようで実はとても繊細だということを、知っておいて欲しいと思います。

せっかく取り付けたのに、「床が傾いた」「雨漏りが…」「冬は結露だらけ」となっては本末転倒。構造・素材・敷地条件・法令制限など、ひとつでも見落とすと大変なことに。

見た目のスッキリ感も、施工後の快適さも、正しい方法で設置してこそ長く楽しめる空間になります。

だからこそ、ご相談は経験豊富なサンルーム.COMへ!
現地を見せていただき、最適なプランをご提案させていただきます。
ご相談は、もちろん無料!お気軽にご連絡ください。

オンライン見積にも対応してます

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この記事の監修者

サンルーム.COM店長 宮本

サンルーム.COM 店長
宮本 聡

エクステリアオンラインショップの老舗「サンルーム.COM」の店長。エクステリアの仕事に携わって20年以上。「サンルームがある暮らしでみなさんに幸せになって欲しい」という思いで誠実な対応を大切にしている。お客様からの喜びの声を聞く時がこの仕事を続けていて良かったと思える瞬間。

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