サンルームの表情を大きく変えるのが、床材です。この部分を変えると見た目が変わるだけでなく、使い勝手にも変化が生まれるもの。でも、床材を選べることはあまり知られていません。
設置後に床材だけを交換することはお値段も高く、現実的ではありません。
あらかじめ床材について知っておくことが、サンルーム購入で失敗しないコツです!
今回はサンルームの「床」について、しっかりと考えていきましょう。
サンルーム特集
迷ったらこれ!サンルームの床材選びで失敗しないポイントとおすすめ
目次 [閉じる]
サンルーム床材の種類と特長
サンルームの床材となるのは、以下の5つです。
塩ビデッキボード
人工木デッキ
フローリング
土間コンクリート
タイルデッキ
こう言われてもよく分かりませんよね。
ひとつずつ、商品の特徴と、メリット・デメリットを見ていきましょう。
塩ビデッキボード
「塩ビデッキボード」は、一番多く使われているタイプだと思われます。お手入れがしやすく、安価ということで、幅広い用途に使える床材です。
ただ、見た目にもラフなイメージとなるため、そこで「長く過ごす」「おしゃれに使う」というシーンには少々不向き。
また、素材の特性上、冬にはひんやり冷たさを感じてしまうため、ジュータンを敷くなど設置後にご自身で手を加え、お使いになられている方も多く見受けられます。
メリット
・お値段を安く抑えられる
・濡れても拭きとりやすく、洗濯物干し場におすすめ
デメリット
・安価であることが感じられる見た目であるため、見た目にこだわりたい方には不向き
・冬は寒さを感じやすい
人工木デッキ
見た目にも、そして手触りでも、天然木としか思えないほどの美しさと上質さが感じられる、「人工木デッキ」という床材があります。
足触りがとてもいいので、裸足で過ごしたくなる素敵なデッキ。木のようでありながら人工木であるため、お手入れも簡単です。サッと拭くだけでキレイな状態が保て、劣化する心配がありません。床材が日焼けをしないという点にも注目です。
お値段は塩ビデッキボードより少々お高くなってしまいますが、ぜひお選び頂きたいおすすめのデッキです。
メリット
・高級感がありオシャレ
・肌触りがよい
・お手入れ簡単
・日焼けなど、劣化の心配なし
デメリット
・お値段が高い
フローリング
木製のデッキと言うと「フローリング」が浮かぶ方も多いかもしれません。よく知られた床材です。
人工木デッキ同様、見た目に木の質感であることからリビングとの一体感が生まれ、憩いのスペースにぴったりの素材と言えます。
しかし、性能面で見ると、先ほどの人工木デッキとは大きく異なる商品となります。
フローリングの導入をお考えの際は、メリット・デメリットについて、人工木デッキと比較検討されることをおすすめ致します。
もちろん、設置の場所によっては、人工木デッキでなくともフローリングで十分な魅力を発揮する場合も十分にあります。
選び方が分からない方は、弊社までお気軽にご相談ください!
メリット
・リビングの床材と一体感が生まれる
・見た目がきれいなので、憩いのスペース、癒しのスペースに最適
デメリット
・日当たりのいい場所だと、床材が日焼けしてしまう
(床材の交換は、手間と費用がかかるためおすすめできません)
・お値段が高い
(人工木デッキと大きく変わらない価格帯です)
土間コンクリート
庭の一部に土間を設けて作る「土間コンクリート」。サンルームの床面を、お庭と一体化させたタイプとなります。
屋根と壁で囲われた室内空間でありながら、床は土間であるため、両方の良いとこどりが叶う商品。植物を育てたり、自転車のメンテナンスをしたり、お子さまの外遊び用のおもちゃを置くなど、幅広く使えます。ペットの散歩帰りルートとして使っても素敵ですね。
メリット
・庭とリビングをつなぐ、クッションスペースになる
・土を気にせず利用できる(植物を育てる、自転車のメンテナンス等)
・庭遊びや庭いじり、散歩の際、庭への行き来がしやすい
デメリット
・左官工事となる為、対応できない地域がある
・サンルーム利用時に、外用の履物が必要
・コンクリート代がかかり安価ではない
・工期がかかる
タイルデッキ
室内と外をスムーズに行き来できるスペースにしたいけれど、土間コンクリートではちょっと寂しい。土間コンクリートの使い勝手はそのままに、もう少しおしゃれな見た目を求める方におすすめしたいのが「タイルデッキ」です。
海外の家に付属する温室風のイメージで、かっこよく、美しい演出が叶う商品です。
ただ、施工上、コンクリートを打った後にタイル貼りとなるため、土間コンクリートの施工代にプラスアルファとなり、工賃は高くなってしまいます。
もちろん、お値段に見合うだけの美しさが感じられる出来上がりとなるため、床材にこだわりたい方にはぴったりの商品だと言えます。
メリット
・海外のような美しくおしゃれな温室風空間が得られる。
・土間コンクリートの使い勝手(メリット)と、見た目の美しさの両方が手に入る
デメリット
・左官工事となる為、対応できない地域がある
・サンルーム利用時に、外用の履物が必要
・非常に高価
・工期がかかる
床材別の費用感
設置面積で大きく変わってくる部分ではありますが、費用感が分からないと想定もし辛いと思います。参考までに、床材別のお値段をお知らせいたします。
土間コンクリートとタイルデッキについては対応できない地域がありますので塩ビデッキ、人工木デッキ、フローリングの3種類で比較しました。
ただ、こちらの数値はあくまで参考値です。
取付地域、設置条件、開口部の組み合わせでも異なって参りますので、正確なお値段につきましては、オンラインお見積りをご利用ください。商品ページにあるセルフお見積りなら、その場で概算が分かり便利です。
どちらも無料でご利用いただけます。お気軽にお試しください。
1畳サイズ(間口1.8m × 出幅 90cm)あたりのサニージュの料金※基本工賃込み | |
---|---|
塩ビデッキボード | およそ40~50万円くらい |
人工木デッキ | およそ43~53万円くらい |
フローリング | およそ45~55万円くらい |
よって、以下のように検討されるといいかと思います。
●見た目ではなく使いやすさ重視 → 塩ビデッキボード
●見た目と使いやすさのバランス → 人工木デッキ・フローリング
サンルームは、どれを選んでも、とても使い勝手の良い商品です。設置した方からは、日々「今までの生活が変わった!」「もっと早く取り付けておけば良かった」とのお声が多く寄せられています。
だからこそもう一歩踏み込んで、床材もしっかりと選び、よりお気に入りのスペースにして欲しいと思います!
よくある質問
Q 現在のウッドデッキを活用して、その上から設置して欲しいのだけれど。
A サニージュの場合は規格外納まりとなりますが、地域によっては対応出来る場合があります。ウッドデッキを拝見した後の判断となります。まずは現地確認で可否を確認させていただきます。
Q ウッドデッキがあるけど、古くなってもう使えない。どうしたらいい?
A 現状のウッドデッキを撤去して、床付きのサンルームにされてはどうでしょうか?
人工木デッキにすると、ウッドデッキの質感はそのままにお手入れがしやすくなり、今までよりさらに使いやすいスペースになると思います。
Q サニージュのオープンタイプを後から床納まりに改築できますか?
A すみません。部材が異なるため、後から改築することはできません。
Q 設置すると固定資産税は変化するの?
A 外気遮断性という部分においてサンルームは該当するため、固定資産税は発生してしまいます。
プラス料金はお住まいの自治体と広さで変わるため一概には言えませんが、おおよそ月あたり1000円~2000円のアップと考えていいかもしれません。
まとめ
床材は、サンルームの印象を決める大切な部分です。
また、一度設置すると「やっぱりこっちがいいな」と簡単に交換できるものではありません。設置前にしっかりと検討し、悔いのないサンルームにしていきましょう。
洗濯物を干すだけのスペースなのか、それとも日常的に過ごし、サンルームライフを思う存分楽しみたいのか。過ごし方の希望で、選び方が変わります。
メインとなる使用目的を明確にし、床材を選んで欲しいと思います。
エクステリア工事のご相談、お見積りのご依頼など、
経験豊富なアドバイザーにお気軽にご相談ください。
大体いくらぐらいかかるか大まかな見積りが欲しい
ウチに設置ができるかどうか不安なので相談したい
まずは対面せずに相談や見積りをしたい
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